上の写真:餌を撒くバケツを地面に降ろし、穀物の餌を再装填する。 MFM)プロジェクトは、この島の海鳥を殺すハツカネズミMusculusを根絶するという2027年の目標に向けて活動を続けているが、プロジェクトチームと支援者にとって心強いニュースがフランスの亜南極地域から届いた。 アムステルダム島3384キロ離れた南インド洋のアムステルダム島である。 プロジェクトRECI(Restauration des écosystèmes insulaires de l’océan Indien; Restoration of Insular Ecosystems of the Indian Ocean)は、ノルウェーラットRattus norvegicusとハツカネズミを駆除するためのベイト剤散布作業の完了を発表した。

長いケーブルでヘリコプターの下に吊るされた餌撒きバケツ(写真:Lucie Pichot
さらに、殺鼠剤の餌を手作業でマルタン=ド=ヴィヴィエ科学研究所の周囲に撒いた。 マルタン=ド=ヴィヴィエス科学ステーション建物の内部や天井裏、小屋の下にもベイト剤を撒いた。
最初の殺鼠剤散布時に離乳していなかった若いネズミも含め、島のすべてのネズミが餌にアクセスできるように、2回目の餌処理を7月5日に開始し、7月23日に完了した。
この間、ステーション建物の2回目の手動処理も実施された。

アムステルダムでネズミを検知するためのカメラトラップの設置(写真:Lucie Pichot
- バイオセキュリティ・ベイトとモニタリング・ステーションの設置、
- カメラトラップの設置;
- 代替食糧資源の管理;
- 島全体にクアドラットを設置し、エサの入手可能性を監視する。
- 荷台の解体と清掃。

撲滅活動終了後、集合するRECIチームとヘリラゴンチーム=写真:Lucie Pichot
2名のフィールド・アシスタントが島に滞在し、バイオセキュリティ検知ネットワークを構築し、島周辺のカメラトラップで生存ネズミの兆候を監視している。
Fabrice le Bouard氏(Restauration des écosystèmes insulaires de l’océan Indien)によると、駆除を試みてから2、3週間は、島でネズミの生存は確認されず、今のところ有望な兆候が見られるという。
しかし、標準的な慣行として、アムステルダムからネズミがいなくなったと宣言されるまでには、2年間ネズミの気配がない期間が必要である。
マリオンの面積はアムステルダムの5倍であるため、「ネズミのいないマリオン・プロジェクト」はより大規模な活動となる。
より多くの人員、設備、エサを必要とする。
しかし、プロジェクト・チームは「やる気満々」であり、10年が経過する前に、唯一残された移入哺乳類がいない島を宣言するという目標を達成するために、必要なハードワークを続けている。
RECIのFabrice le Bouardからの情報と フェイスブックページTerres australes et antarctiques françaises (TAAF)のFacebookページより。
写真はTAAFのLucie Pichot。ジョン・クーパー、ニュース特派員、マウス・フリー・マリオン・プロジェクト、2024年9月17日

マリオン島でヒナを見守るアホウドリ(写真・ポスターデザイン:Michelle Risi)。 マウス・フリー・マリオン・プロジェクトのポスターはこちらからダウンロードできます。 こちら
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